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PICというのは米マイクロチップテクノロジー社が開発した
超小型マイクロコンピュータです。
(PIC=Peripheral Interface Controller の略です。)
Peripheralとは周辺装置の意味で、今の使われ方を思い浮かべると解釈不明ですが、
昔はまさに周辺装置のコントローラ用途して使われていたのでしょう。
”ピック”という愛称で呼ばれています。
結構前から一般にも広まっており、趣味でも多くの人に愛用されています。
好きな人にはちょっと話題遅れといった感じですが、これからマイコンを始めたいという人にはうってつけです。
PICもズバリ何かと言えば8bitの小型マイクロコントローラ(以下マイコン)です。
一つのICの中に、CPU、メモリ、入出力ポートなどを携えており、プログラムの書き込みと
簡単な外付け回路の追加で、世界で一つだけのオリジナルな機能を持ったICを作ることが出来ます。
製品バリエーションもいろいろあり、8ピンのパッケージから64ピンの本格的なものまでそろっています。
余り見慣れないかもしれませんが、日常生活の中では見えないところで大活躍しています。
パソコンを操作する”マウス”もPICが使われていたりします。
そのほかにも、家電製品や、ゲームのコントローラ、自動車の中など至る所で仕事をしています。
値段も安いので、単純な作業を繰り返す制御にはもってこいです。
それから開発ツールは、メーカーからも無料で手に入るし、フリーソフトもいくつかあります。
プログラムの書き込み機(ロムライター)なども比較的簡単に自作することが出来ます。
そこがアマチュア受けしているのではと思います。金かけたくないですからね。
そんなわけで、ちょっと思いついたこと、「こんな事出来ると便利なのになぁ」って思ったら
マイコンにお仕事させちゃいましょう。
でもその前に、マイコンって具体的には何が出来るのでしょうか?
それのイメージがないと、やりたいことも思いつきませんよね。
それでは何が出来るのかというと、いろいろ出来るので、ごく基本的なことだけつかみましょう。
1.入力端子につないだ電圧が、高いか低いか(GNDか5Vか)の判断が出来ます。
2.出力端子の電圧を0Vか5Vか決めることが出来ます。
なんだかよく分からないかもしれませんが、わかりやすく下記のように言い換えることが出来ます。
1.スイッチのON/OFFを判断することが出来る。
2.スイッチをONにしたりOFFにしたり出来る。
たったこれだけ?って思うかもしれませんが、まずはこれだけです。
ただし、プログラムでいろいろな条件を加えます。具体的に考えてみましょう。
出力端子の電圧を0Vか5Vに決められるということは、
たとえばランプをつけたり消したり出来ます。回路を付加すれば
防犯灯のようなものをON/OFFしたり、モーターを回したり、
一定周期で点滅させたりする事が出来ます。
上記のような構成では、PICのなかにプログラムとして決められた単調な動作をします。
それでは、入力にスイッチを追加してみましょう。
マイコンは押しボタンスイッチのON/OFFを認識できます。
(実際には電圧をスイッチで変化させて、ON/OFFの認識させる)
さて、今度はどのような動作をさせることが出来るでしょうか。
ボタンを押したときだけ点灯。
1秒以内に3回押したら点灯。
2秒以上押し続けたら消灯。
一度押したら3分点灯保持。
スイッチが一つ増えただけで、だいぶいろいろなことが出来るようになりました。
下記のように2つになったら、それこそいろいろ出来るということが想像できることと思います。
このように条件をいろいろと決めることが出来ます。
ここがプログラムの部分です。
ただのON/OFF操作から、より複雑な条件までを
ソフトで対応できます。汎用的な入出力を持ったハードを作っておけば、
ソフトの変更でいろいろな応用が出来ることになります。
ここではイメージをつかんでもらうために、単純にスイッチとランプにしましたが、
回路の勉強をすこしすれば大抵のものを制御できることが分かってくると思います。
こんなちっぽけなICで、いろいろなことが出来るんですよ。あとは用途のアイデアと応用次第です。