PICでターボタイマ+αを制作します。
【はじめに】
ここでの回路はレガシィB4(Cタイプ)のものです。
真似する人はいないと思いますが、ここを参考にしたことに対して、筆者は一切の責任を持ちません。
車の仕組みを知る上での私の個人的な興味であり、実用を考えたものではありません。
エンジンの始動停止にかかわるキースイッチ部分をいじるので、不十分な知識で改造を加えると
人命にかかわる事故につながる恐れがあります。たとえば、
・作業時にST端子をショートさせてしまい、スタータが回りだして急に車が発進して大怪我!
・高速道路や踏み切り上で回路がショートしエンジンがかからくなる!
以上のことを十分理解してくださいますようお願いします。
まず、鍵の周辺を見てみましょう。簡単に書くとこんな結線になっています。
OFF、ACC、IG、STはキーポジションです。
線が太くなっている部分は特に意味はありません。
Excelで書いてGIFに変換したら太くなっちゃいました。

電源がバッテリーと直につながっています。キーをひねると、ポジションに応じて
アクセサリ、イグニッションリレー、スタータなどに電源が供給されます。
このあたりは下手にショートさせると、やけどしたり、メインヒューズが飛んだり、
最悪車が勝手に動き出したりして危険なので注意しましょう。

ちなみに実車では4Pのカプラで連結されています。
(写真上はすでに改造済みですが、オリジナルは青いカプラ同士が勘合しています。)
いつでも元の状態に戻せるように、市販されている中間ハーネスを追加して使用します。
私はリモコンでエンジンかける製品のものを使用しました。
エンジンが始動中、キーの位置はIGなので、アクセサリ電源と、イグニッション電源が有効になっています。
キーをIGからACCにするとエンジンは切れてしまいます。ということは、IG電源をONのままにしておけば
キーを抜いてもエンジンはかかったままになるということでしょうか。
それではここにリレーを追加してIGの電源をバイパスさせてみます。
リレーのON/OFFはマイコンにやってもらいますが、ここでは省略します。

キーを抜くより前に、リレーがONになっていれば、IGは切れないのでエンジンはかかったままになります。
つまり、エンジン始動後リレーをON状態でスタンバイ状態にしておきます。
キーOFFを検出したら、ターボタイマの分だけ待ってからリレーをOFFにすれば目的が達成できます。
キーOFF状態を検出するためにダイオードを1本追加し、上流側をキー状態モニタ用にします。
ちなみにIGを生かしておいて、ACCのみカットというのは通常はありえない組み合わせです。
この状態をつくると、通常では流れない電流が、IGラインに流れ込みます。
通常IGラインにはたいして電流流れないのですが、ACCだけ切ると1〜2A流れてしまいます。

概要はこんなところです。ここから先は制御面と電子回路の説明です。
マイコンは有名なワイチップマイコンPIC16F84を使用します。
大まかには下図赤点線で囲まれた部分の回路と、
マイコンを動作させるための回路が必要になります。

1.PIC電源部

PIC電源部はIGラインから取ってきます。キーONで電源が供給され、立ち上がります。
その後、自分でリレーをONさえしていれば、キーOFFの状態になっても電源は切れませんね。
最後には自分でリレーをOFFにして(電源を切って)自殺するという原理です。
電源部の回路ですが、自動車の電源からマイコンが使用する5V電源を作ります。
ここは簡単に3端子レギュレータ(7805)で5Vを作ります。
2.リレーON/OFFスイッチ

リレーコイルに通電するようにGNDラインに落とします。
PICのON/OFF命令をトランジスタで駆動しているだけです。
これといって変わったことはしていません。
3.リレーの電源
これも何でもかまいません。
私は5Vのリレーを使いましたので、PIC電源部で作った5V電源に接続しました。
車用の12VリレーならIGラインからそのままとってもよいでしょう。
4.キーモニタ用

IGラインの本当のON/OFF状態をモニタするための信号ラインです。
ここに電圧が来ていれば、キーON状態であり、そうでなければキーOFF状態です。
PICの入力ポートに接続します。5V以上の電圧をかけると壊れてしまいますので、
ツェナーダイオードで5Vのリミッタをかけます。
これが通常のやり方だと思いますが、私は部品の手持ちがなかったので、
5Vのレギュレータをかましました。目的が達成できればなんでもいいでしょう。
5.PIC作動回路
他のページ(PICライターの作成)に記載してあるのでここでは省略します。
リセット回路は、専用のリセットICを使用していますが、なんでもかまいません。
全体の回路図はこんな感じになります。(全体図準備中)
【PICプログラム内容】
プログラムの詳細は書きませんが、作動内容だけ示します。
IGの状態を見ることと、リレーのON/OFFしかしていないので、
PICの参考書買ってくれば簡単にプログラム化できると思います。

実際作ったものは、クラッチ信号や**スイッチなどを取り込んでいて、
クラッチを踏みながらキーOFFしたときだけタイマー作動にしてあります。
次のステップは時間設定の変更と、液晶モニタをつけることです。
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